「本物の葡萄を若者に味わってもらうために」
甲斐葡萄農園様 PACKAGE DESIGN PROJECT
葡萄は本来「黒色」であると、世の中に周知させる
美しい自然が広がる岡山県美咲町は葡萄の名産地。
そんな美咲町に農園を構える葡萄農家様より、出荷用ダンボールのデザインとしてご依頼いただいた本プロジェクト。
しかし、ただダンボールのデザインをキレイにするだけでは売上アップは見込めない。そう考えました。
そこで私たちは、一般的に「葡萄=紫色」だと認識されている世の中に対して、品質の良い葡萄は「黒色」であるという事実を周知させ、
より多くの人に「本物の美味しい葡萄」をお届けするためのプロジェクトを始動しました。
Director:Akane Kochi
主役の葡萄を引き立てるミニマルデザイン
ただスタイリッシュでカッコいい箱を制作することが、このプロジェクトの目的ではありません。
あくまで主役は葡萄。試行錯誤の結果、ダンボールの色に葡萄の美しい黒色を引き立たせるグレーを採用しました。
無駄なものを全て排除し洗練されたミニマルなデザインは、箱に葡萄が収められてやっとトータルデザインとなるのです。
さらに、多くの若者に農家から果物を買う楽しみを味わって貰いたいというクライアントの想いを汲み取り、
ターゲットを「20代の若者」と設定。宅配便を受け取った瞬間のワクワク感やSNSに写真をアップしたくなる時の衝動などをイメージしながら制作にあたりました。
Designer:Yuji Matsumoto
一番美味しい方法で食べてもらうために
葡萄農家は、新鮮な葡萄の表皮に付着している「ブルーム」と呼ばれる白い粉を落とさないよう丁寧に収穫し、出荷しています。
しかし生産者の意に反して、多くの消費者は「汚れ」と勘違いし、せっかくのブルームを洗って落としてしまう。
そんな消費者との相違を解消し、最高の葡萄を一番美味しい方法で食べて欲しいという一心から、葡萄農家が教える「美味しい食べ方カード」を制作し、同封しました。
裏には、購入してくれた方への感謝の気持ちを添えて。
Writer:Fumiya Daido

Twitterで大きな反響を呼ぶ
納品後、依頼主様がTwitterにて箱のデザインを含む葡萄の写真を投稿。わずか1日で40万インプレッションを獲得しました。
その中で活発にアクションを起こしてくれたエンドユーザーのほとんどが、照準を定めていた「20代の若者」。
予定していた出荷個数も完売し、多くの若者に「本物の葡萄」をお届けすることができました。


